ハンドブックシリーズ
監修: | 田中基八郎氏(前埼玉大学教授、元(株)日立製作所機械研究所) |
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定価: | 52,800円(本体48,000円+税) |
判型: | B5 |
ページ数: | 762 ページ |
ISBN: | 978-4-904774-25-0 C2053 |
発売日: | 2007/5/31 |
「良い製品だ」との評価は静かであること。静音化とは字の通り、音を静かにするということであるが、これは、聴いた音を静かにするということである。
我々は耳で音を聴いており音が大きい、小さいということは、聴いた音が大きい、小さいということである。この意味は、まず最初に、後に述べるように音波というものがあり、つぎにそれを耳で聴き、音という感覚が生じ、その結果例えば、それを大きいと思うということである。
したがって機器の静音化においては、まず音波とはどのようなものであり、それがどのように表されるかを知る必要がある。次にその音波はどのようにして聴かれ、聴いた結果がどのようになり、またどのように表されるかを知ることが必要である。
(本書より)