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キャリアを拓く学びと教育

著者: 吉本 圭一氏(九州大学)
定価: 3,080円(本体2,800円+税)
判型: A5
ページ数: 234 ページ
ISBN: 978-4-904774-88-5
発売日: 2020/3/26
管理No: 79

【著者紹介】

【目次】

第1部 <教育の目的と目標>
    何を学ぶのか?

第1章 「なぜ学ぶのか」と「どう生きるか、どう働くか」

  1. 1.なぜ学ぶのか?
  2. 2.明治期の「学問は立身の財本」ストーリー
  3. 3.見えない未来の仕事への学習の方向は?
  4. 4.専門の探究と進路・キャリア

第2章 キャリア教育の日本的展開

  1. 1.職業とキャリア、その形成・発達
  2. 2.日本におけるキャリア教育の登場
  3. 3.キャリア教育の展開

第3章 若年選好の労働市場と序列的教育制度

  1. 1.「メンバーシップ型」労働市場
  2. 2.学校間の序列競争と教育

第4章 教育目的・目標としての学修成果と進路形成

  1. 1.キャリアを拓く教育のために、何を学び修得するのか
  2. 2.教育から進路とキャリアの形成
  3. 3.学校教育が目標とするもの―能力と経験―

第2部 <教育の方法>
    学術と職業を往還する学びと教育

第5章 学術と職業の往還で学ぶ

  1. 1.職業(Occupation)の連続性と教育
  2. 2.デュアル・システムに始まる修業と遍歴
  3. 3.学ぶことと働くことの順序性:日独の比較

第6章 職場体験・インターンシップの日本的展開

  1. 1.各教育段階における職場体験とインターンシップの実施
  2. 2.インターンシップの日本的展開

第7章 アクティブ・ラーニングから職業統合的学習(WIL)へ

  1. 1.インターンシップとアクティブ・ラーニング
  2. 2.自立的学習者としての学生を受入る成人学習学アプローチ
  3. 3.インターンシップから職業統合的学習(WIL)へ
  4. 4.能力涵養の介助者としてのメンター
  5. 5.地域の教育力:社会的資本

第3部 往還する<学びと教育の効用>

第8章 往還する学びと教育の効用(1)
    インターンシップの無業抑制効果

  1. 1.インターンシップの短期的な効用、中長期的な効用
  2. 2.高校進学率階層と無業
  3. 3.学科・進学率階層とインターンシップの実施、卒業後の進路
  4. 4.インターンシップ実施がキャリア教育改善へ及ぼす「相互作用」
  5. 5.インターシップ実施から明らかになったこと

第9章 往還する学びと教育の効用(2)
    専門と関連する就業体験

  1. 1.卒業生の把握するキャリア形成と大学教育
  2. 2.卒業生の初期キャリアと専門教育との関連性
  3. 3.進路・初期キャリア形成と総合的な大学教育に関する満足度
  4. 4.関連分野への就職に導く職業統合的学習
  5. 5.学修成果としてのコンピテンシー形成のTPOと大学教育
  6. 6.職業統合的学習の有用性

第10章 往還する学びと教育の効用(3)
    教育の遅効性と30歳社会的成人

  1. 1.教育のペダゴジーと効果の発現タイミング
  2. 2.日本の大学教育知識・技能の有用性をめぐって
  3. 3.タテ方向・ヨコ方向での職業生活への対応性
  4. 4.日本における大学教育の遅効性

第4部 往還する<教育のガバナンス>

第11章 往還する学習と卒業生調査による教育改善PDCA

  1. 1.ステークホルダーでもある卒業生の眼を通したPDCA
  2. 2.卒業生調査から始まるIR
  3. 3.共同開発web卒業生調査システムと協働IR
  4. 4.Web型の卒業生調査システムのもつ特徴
  5. 5.学内での教育改善へのエビデンスとレファレンス
  6. 6.大学教育と初期キャリアの観点からのPDCAと共同IR

第12章 学術と職業のスパイラルを担保する国家学位資格枠組(NQF)

  1. 1.第三段階教育の多様性と職業教育確立への展開
  2. 2.職業の、職業による、職業のための教育
  3. 3.諸外国における職業教育の焦点
  4. 4.日本における教育と職業の接続と職業教育
  5. 5.日本の職業教育の質の認定・向上のための課題

第13章 第三段階教育の未来形

  1. 1.キャリアを拓く学びからキャリアを認定し応援する教育の仕組みへ
  2. 2.第三段階教育の複眼的モデル
  3. 3.第三段階教育のアイデンティティの探究と調整のメカニズム
  4. 4.第三段階教育のコアはどこにあるのか

【参考文献】

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  • 中央教育審議会 (2008) 『学士課程教育の構築に向けて (答申)』
  • 中央教育審議会 (2011) 『今後の学校におけるキャリア教育・職業教育の在り方について (答申)』
  • 中央教育審議会 (2012) 『新たな未来を築くための大学教育の質的転換に向けて~生涯学び続け、主体的に考える力を育成する大学へ (答申)』
  • 中央教育審議会 (2016) 『個人の能力と可能性を開花させ、全員参加による課題解決社会を実現するための教育の多様化と質保証の在り方について (答申)』
  • 中央教育審議会 (2018) 『2040年に向けた高等教育のグランドデザイン (答申)』
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  • 吉本圭一 (2017) 「第三段階教育における職業教育―諸外国との比較の観点から―」、『リクルート カレッジマネジメント』、203号、6-11頁
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  • 吉本圭一・稲永由紀編 (2013) 『諸外国の第三段階教育における職業統合的学習』高等教育研究叢書122、広島大学高等教育開発センター
  • 吉本圭一・江藤智佐子・椿明美 (2018) 「大学教育の成果をめぐるアプローチの多元性―卒業生調査による満足度とキャリアの非一貫性に着目して―」広島大学高等教育研究開発センター 『大学論集』、第50集、239-254頁
【原論文一覧】
  1. 第1章 「なぜ学ぶのか」 と 「どう生きるか、どう働くか」
    1. 書き下ろし
  2. 第2章 キャリア教育の日本的展開
    1. 書き下ろし
  3. 第3章 若年選好の労働市場と序列的教育制度
    1. 第1節 「メンバーシップ型」労働市場
      「労働市場と大学」児玉善仁他編(2018)『大学事典』平凡社、
      40-43頁をもとに加筆修正
  4. 第2節 学校間の序列競争と教育
    1. 書き下ろし
  5. 第4章 教育目的・目標としての学修成果と進路形成
    1. 書き下ろし
  6. 第5章 学術と職業の往還で学ぶ
    1. 書き下ろし
  7. 第6章 職場体験・インターンシップの日本的展開
    1. 吉本圭一 (2006) 「インターンシップ制度の多様な展開とインターンシップ研究」 (日本インターンシップ学会 『インターンシップ研究年報』9、pp.17-24) および吉本圭一 (2018) 「インターンシップ」 (日本教育社会学会編 『教育社会学事典』 丸善出版、658-661頁) をもとに加筆修正
  8. 第7章 アクティブ・ラーニングから職業統合的学習 (WIL) へ
    1. 書き下ろし
  9. 第8章 往還する教育と学習の効用 (1)インターンシップの無業抑制効果
    1. 吉本圭一 (2010) 「インターンシップの評価枠組みに関する研究―高校における無業抑制効果に焦点をあてて―」 (日本インターンシップ学会 『インターンシップ研究年報』、第13号、19-27頁) より加筆修正
  10. 第9章 往還する教育と学習の効用 (2)専門と関連する就業経験
    1. 吉本圭一 「大学卒業後の初期キャリアとコンピテンシー形成」 (吉本圭一編 (2016a) 『ワーキングペーパーシリーズNo.3 大学教育における職業統合的学習の社会的効用 ―IR枠組みによる 「大学の学習成果と卒業生のキャリア形成に関する調査」 報告書―』、九州大学第三段階教育研究センター、47-77頁) をもとに加筆修正
  11. 第10章 往還する教育と学習の効用 (3)教育の遅効性と30歳社会的成人
    1. 吉本圭一 (2004) 「高等教育と人材育成―「30歳社会的成人」 と 「大学教育の遅効性」―」(高等教育研究所紀要『高等教育研究紀要』第19集、245-261頁) をもとに加筆修正
  12. 第11章 往還する学習と卒業生調査による教育改善PDCA
    1. 吉本圭一・江藤智佐子・椿明美 (2018) 「大学教育の成果をめぐるアプローチの多元性―卒業生調査による満足度とキャリアの非一貫性に着目して―」 (広島大学高等教育研究開発センター 『大学論集』、第50集、239-254頁) をもとに加筆修正
  13. 第12章 学術と職業のスパイラルを担保する国家学位資格枠組 (NQF)
    1. 吉本圭一 (2017) 「第三段階教育における職業教育―諸外国との比較の観点から―」 (『リクルート カレッジマネジメント』、203号、6-11頁) をもとに加筆修正
  14. 第13章 第三段階教育の未来形
    1. 書き下ろし

本書は、科学研究費補助金・基盤研究 (A) 「企業・卒業生による大学教育の点検・評価に関する日欧比較研究」 (研究課題JP17203041)、科学研究費補助金・基盤研究 (A) 「非大学型高等教育と学位・資格制度に関する研究」 (研究課題JP21243044)、科学研究費補助金・基盤研究 (A) 「キャリア・職業教育による高等教育の機能的分化と質保証枠組みに関する研究」 (研究課題、JP25245077)、科学研究費補助金・基盤研究 (A) 「第三段階教育における往還的コンピテンシー形成と学位・資格枠組みの研究」 (研究課題JP19H00622) などの成果の一部を活用し、とりまとめたものである。

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