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ハンドブックシリーズ

IEC60255保護リレー 規格概要解説スマートコミュニティの機能安全と実践直販のみ

著者: 大橋健一郎氏(株式会社東芝)
定価: 8,800円(本体8,000円+税)
判型: A5
ページ数: 226 ページ
ISBN: 978-4-903242-42-2
発売日: 2010/10/1

【はじめに】

IEC 60255シリーズは保護継電器(保護リレー)と呼ばれる製品分野の国際規格である。各規格は現在IEC/TC95(Technical Committee 95)により策定されている。IEC 60255シリーズの各EMC規格概要解説とともに、対象となる製品分野や規格制定作業の実態、国内規格との対応などを実例に交えながら紹介する。

保護リレーに携わる技術者諸氏はもちろんのこと、製品分野規格になじみの薄い方々にも広くIEC 60255シリーズに触れていただき、議論を深めることができれば幸いである。

IEC 60255シリーズは製品分野規格であるため、扱う内容は多岐にわたる。EMC関連の各イミュニティ/エミッション規格だけでなく、振動など機械的な外乱に対する耐環境性能、また製品の機能・性能面や製品を取り扱う作業者の安全面を考慮した規格も含まれる。中には初版制定以来一度も改訂されておらず、現状にあわせた早急なメンテナンスが必要と判断される規格がある一方、上位規格にあわせこまめに改訂が加えられている規格もある、一見したところ複雑な構成となっている。

なお、IEC 60255シリーズは当初IEC 255シリーズとしてIEC/TC41(Electrical Relays)で扱われ、そのSub Committee(SC)であるSC41Aがオールオアナッシングリレー(補助リレー、リレースイッチなどと呼ばれる製品分野)、またSC41Bが保護リレーを担当していた。その後それぞれTC94、TC95へと分離し、TC95がIEC 60255シリーズの番号を引き継いだ経緯があり、これが現在のIEC 60255で番号がとんでいる部分が多い理由である。

IEC 60255を扱うIEC/TC95には現在4つのMT(Maintenance Team)があり、それぞれ規格のメインテナンスに対応している。語彙規格を扱うMT1、EMC関連規格を扱うMT2に加え、一般事項を含めた各規格は現在MT3において規格再編の議論が行われている。また、機能・性能面に関する各規格に関しては2006年から新たに立ち上がったMT4により規格再編作業が行われている。

現在有効な規格だけっでなく、IEC/TC95/MT2で進めらている。改訂作業中の内容とその方針などの最新動向も含めタイムリに紹介する。また、IEC 60255-21シリーズで規定される機械的イミュニティ試験に関しては省略する。

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